3年間の船員生活でパナマ、スエズの両運河を通ることが出来ました。
パナマ運河
初めてのパナマ運河通過です。
パナマ運河は、真ん中にある湖、ガツン湖までかなりの標高差があります。
したがって、水門に入って水を注入、次の水の高さに合わせます。
その時、本船を引いてくれるのは日本製のディーゼル機関車でした。
それを数回、ガツン湖に入って先を急ぎます。
大西洋に出るには、今度は標高が下がるので、同じようなことを数回。
やっと、太平洋から大西洋に出られます。
周りはジャングル地帯、時折見物席があって観光客が見ています。
皆手を振ってくれるのでスターになったような気分が味わえますね!
パナマ運河は太平洋と大西洋を結ぶ運河です。
ここを通過するのには順番を待つ必要があります。
写真のように沢山の船舶が運河通過の順番を待っています。
そのため、沖待ちが1日から2日間ぐらいあるので上陸可能です。
バルボアやクリストバルは、世界各国の船員たちの憩いの場です。
どんな憩いが待っているのでしょう?
港港に~有り!
そーですね、いわずと知れたそのようなものです!
スエズ運河
スエズ運河は、紅海と地中海を結ぶ運河です。
記憶では、水門のようなものは無かったような気がします。
周りを見渡すと、砂漠。
時折、中近東特有の建物が見られます。
上の写真はスエズ運河航行中の「久光丸」です。本船は紅海から入って地中海に抜けていきました。
パナマに比べると、ご覧のようにとても広々としています。残念ながらここでは上陸した事がありません。
本船はこれからベルギ-のアントワ-プに向かいます。
アントワープではどうやら上陸出来そうです!
・・・・・・・・・・続く